About Ishii Scholarship Foundation 石井育英会の目指すもの

石井育英会の目指すもの

初代理事長石井和俊

石井育英会は経済的な理由で大学進学をあきらめてしまう優秀な学生に対する奨学・援助の為に給付型奨学金を通じて、福岡から未来を築く人材の育成に寄与したいという初代理事長石井和俊の意志に基づいて平成28年に創設されました。

「給付型奨学金」が可能にする未来

奨学金は、経済的な余裕が無い学生が仕送りやアルバイトでは足りずに、学費や生活費を補うために借りるものですが、日本国内における奨学金の多くが返済型の奨学金です。返済が必要な奨学金は社会人となり返済が始まりますが、様々な理由によりその返済が困難になるケースが少なくありません。なかには返済に困るがゆえに自己破産に至るなどの社会問題にもなっています。石井育英会の給付型奨学金は、この社会問題に対する民間による寄与を目指し、一人でも多くの優秀な若者を返済の無い奨学金で援助することを目指します。

「厳選な審査」にて選ばれた奨学生

石井育英会の給付型奨学金の財源は有限の資金を元にしています。その為、奨学金給付対象となる学生の審査は厳正な選考のもとに行われます。育英会では、すべての奨学生の申し込みについて各選考委員が全ての書類を熟読します。申し込みの書類には、応募者それぞれのこれまでの努力、成果、将来の夢、そしてこれまでおかれてきた境遇が書かれています。育英会では、学業の成績だけでなく、課外活動、経験など多方面での特性に注目いたします。さらに個人面接試験において本人の言葉で語って頂き未来への抱負や目標を確認します。石井育英会の奨学生はこの厳選な審査にて選ばれた若者です。

「自立できる環境」による支援

全ての奨学生は卒業後に社会人として生きていくことになります。その為に必要となるのが人間教育。石井育英会ではその環境を作ることで奨学生を支援します。奨学生同士の交流の場として「奨学生認定式」や「活動報告会」。課外活動として学生主体の交流会なども定期的に開催致します。さらに異文化交流の場として社会人と共に学ぶ「木鶏会」、「MG研修」、その他イベントなどで、普段めぐり合うことのない分野の社会人と意見交換を通じて視野を広げ、自分自身を高めるための環境を作り人間形成の支援を行います。

「奨学生・卒業生」による運営

石井育英会が目指すゴールは奨学生と育英会卒業生による石井育英会の運営の姿です。給付型奨学金と自立を促す支援の基で無事社会へ羽ばたいた卒業生が、次の世代の奨学生を支え共に石井育英会を運営し、永続していくことを実現する為に様々な機会において奨学生が参加する形の運営を行っています。

自分の未来の目標へ向かって前進する人には必ずそれを支援してくれる人が現れるものです。石井育英会の奨学生、そして奨学生が運営をする「石井育英会」は初代理事長石井和俊の意志を末永く実現してゆくものと信じております。

石井育英会 事務局長 浦田征彦

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